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1 1ショ(zho)は10カル(skar)
ゲスト

ichhan 2006-2-24 9:38:42  [返信] [編集]

以前の通貨単位のカキコミで問題となっていた「1ショ(zho)=10カル(skar)」の問題は貨幣単位(カルマ)と通貨名(カルガ)の混乱が原因ではないでしょうか。(他の過去のカキコミは'貨幣'で検索してください)

まずダライラマ法王事務所のHPの「貨幣」の項の記述は、次のようになっています(引用書は「チベット単位の蔵(貨幣)」を見てください)。

1 kha 4銀貨  カガン[kha gang]
2 kha 8銀貨  カルマ(skar ma lnga)
3 kha 12銀貨 チェカ(phyed brgyad)
4 kha 16銀貨 ショガン(zho gang)
5 kha 20銀貨 カーチェ(kha chag)
6 kha 24銀貨 タンカ・チィク(tamka)

 注1:( )内のローマ字と1-6 khaはBell(p136)による。
  2:10 カル(skar:分)=1 ショ(sho:銭)、10 ショ=1 サン(srang:両)
  3:phyed brgyadはskar phyed brgyad(カル・半・八)の略(つまり七分5厘)
  4:skar ma:ljid tshad zho'i bcu cha(カルマ:重量単位ショの10分の1)【蔵漢1985:115】 

『西蔵地方貨幣史』(p47)には「1917年、メキィ(me skyid:梅吉)造幣所が成立。ショガン(zho gang:蔵銀一銭)、タンカ(tamka:蔵銀七分五厘)、カルガ(skar lnga:蔵銀五分)、カガン(kha gang:蔵銀二分五厘)の4種の銅貨を鋳造。」とあり、カルガ(カル・五)が蔵銀五分の銅貨であることがわかります。

つまり法王事務所の表や『A Pilgrim's Diary: Tibet, Nepal & India 1944-1956』(未見)では貨幣単位の一分(ショの10分の1)のカル(マ)と通貨名(五カル銅貨)のカル(ガ)の違いが説明不足になっているためではないでしょうか。この本の''zho gang=2カル''という対応の原文は''zho gangは2カル(2枚の五カル銅貨)''という説明になってはいないでしょうか。また上の法王事務所の表にある''8銀貨(にあたいする)カルマ''というのはカルガ(5カル銅貨1枚)をさしているのでしょう。

カルガ(五カル銅貨)に2種があり、大きいものをカルチェン(skar chen)、少し小さいものをカルチュン(skar chung)と呼んだそうです(『西蔵地方貨幣史』(p47))。また『Tibetan Studies in Honour of Hugh Richardson-』(p263のFigs.8)にはコイン(1タンカ=1.5 ショ=15カル)を1/3,1/2,2/3に切り割った図版(それぞれ5,7.5,10カルマ)が見られます。
2 カルマ切手は額面は5カル
ゲスト

ichhan 2006-3-5 3:06:51  [返信] [編集]

「1ショ(zho)=10カル(skar)」の問題を解く記述が「チベットの郵便切手に就て」【青木s44:183】にありました。

「二、カルマ切手(K'arma)は青色にして約五銭強に相当す。」、また「四、ショカン切手(Shok'ang)は紅色にして約十銭に相当す。」とあるので、1 zho=10 skarma」【蔵漢1985:115】からカルマ切手は5カルマに値します。

また河口慧海コレクション(日用品)の青色切手は「TIBET bod gzhung(チベット政府) POSTAGE yig the'u(郵便切手) skar lnga(五カル)」と表示されていて青木氏の観察と一致しています。つまり前に考えたように貨幣単位や切手の名前の「カルマ」(1 skar ma)と通貨単位や切手の額面のカル(マ)(5 skar (ma))があると考えてよいでしょう。
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