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| 1 | 十二支に猫? |
| hoshi 管理人 ![]() ![]() |
hoshi 2005-6-20 13:30:29
[返信] [編集] チベットの十二支にいる動物は「鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚」。ところがチベットの十二支に猫がいるっていう話が密かにネット上で広まっているようです。 例)世界の十二支 http://www.eto12.com/junishi03.html いや、密かにネットで、どころか、TBSのはなまるマーケットという朝の情報番組でもばっちり紹介されている。タイとチベットは同じで、ウサギじゃなくてネコですよと。 チベット文化圏のどこかの地方では「猫」の地域があるのかもしれませんけど、普通は猫じゃなくて兎。どういう経緯で猫ってことになってしまったのだろう?どなたかこのあたりのことご存じありませんか? |
| 2 | Re: 十二支に猫? |
| ゲスト |
ichhan 2005-8-25 9:34:13
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[返信] [編集] はなまるマーケットの番組で紹介されたんですか。びっくりですね。いったい情報源は何なのでしょうね。 「猫年」を使っているチベット系民族にはネパールのカトマンズ盆地東・北部に住むタマン族がいます。 ところで古代中国では「卯」と「猫」の発音は相当に近く、それゆえにその干支の文化をうけいれた周辺民族のあいだで12支の系列とそれをあらわす動物名の系列のあいだで混乱が起こり、兎年が猫年にかわったのではないでしょうか。そしてその根本的原因としては古代人が「兎」と「猫」を区別していなかったところにあるのではないかと考えたのですが、どうでしょうか。 くわしいことはタマン族の12支のひとつは”猫年”?に書きましたので見てください。 |
| 3 | Re: 十二支に猫? |
| hoshi 管理人 ![]() ![]() |
星 2005-8-30 16:18:47
[返信] [編集] タマンでは猫年? それは初耳。 タマンの研究をしている知り合いにも聞いてみます。 ichhanさん、情報ありがとうございました。 |
| 4 | またもや |
| kuroko 番頭 ![]() ![]() |
ちば 2006-1-10 17:00:12
[返信] [編集] gooニュースにまたもやチベット猫年説が(link)。頼みますよNTTさん(gooはNTT系列)。 これで日本有数の大企業からもオスミツキを与えられてしまった。 あと豚年の扱いも不当でしょうに。 |
| 5 | 西夏語の十二支 |
| ゲスト |
ichhan 2006-2-21 10:27:20
[返信] [編集] 「西夏の十二支」(『西夏王国の言語と文化』:西田龍雄著 岩波書店 1997 pp.355-6)を読みました。 西夏の十二支は子(鼠)からではなく、「 寅(虎)から始まって丑(牛)に終わっている。現在雲南からビルマ、タイ国北部にかけて分布するラフ族やリス族と同じように、おそらく西夏でも寅を最初に置くのが本来の形であったと思える」(pp.355-6:動物名の注は私)そうです。 前回のカキコ(2005.8.14)のとき疑問だったので書かなかったのですが、タマン語の十二支(「tamang-nepali sabdawari」:前の8月25日の引用書の2番p11。画像の左側の2番の対訳)では「酉」(鳥)が最初になっています。これって十二支が「酉」からはじまるということなんでしょうか。 十二支と動物名の関係が西夏語では次のようにリス語とは逆になってます。 リス語 西夏語 チベット語 タマン語 十二支(戌):khuh nah khyi khi(チベット語からの借用では) 動物名(犬):ah-nah khwi khyi naki *リス語、西夏語の詳しい音・声調は略(同上 pp.376)を見てください)。 ところでこの「戌」と「犬」の関係が逆になっていることに関して、西田氏は「・・・・・比較言語学的にみると,ビルマ・ロロ系の言語では,khuh(注:詳しい音・声調は略。以下同じ)が本来の犬の形で、a-nahの方は分布地域がきわめて限られている。リス語は普通の動物名としてはもはや失われてしまったkhuhを十二支の中で保存したことになる。そして,リス語の犬a-nahの形は西夏語の戌も本来動物名あった意見を支持してくれる。西夏語の十二支でない動物名は,チベット語やビルマ語あるいはロロ語の形に対応することが多い。」(「西夏語の十二支」『月刊《百科》』(1968.7 No.70))と書かれています。 上の対照表でタマン語ではnakiとなっていて、このnaはチベット語ama(母)などにみられる接頭語aと同根とみえるのですが、リス語ah-nahのnahとの関係はどうなんなのでしょうか。もしタマン語のnaがリス語ah-nahのnahと関係があるとすれば、「a-nahの方は分布地域がきわめて限られている」とはいえなくなるでしょうから、これは大いに問題となるでしょうね。 |
| 6 | タマン人の十二支 |
| ゲスト |
ichhan 2006-4-26 1:04:37
[返信] [編集] 泊めてもらっていた絵師のタマン人に12支について聞いてみたところ、タマン語雑誌"syo mhendo"(1990 No.11:誌名「朝の花」)のタマン族の12支図にもあるように「兎年」ではなく「猫年」(左側上から4番目)でした。 そこでチベット語が読める彼のお父さんであるタマン・ラマに聞いたところ「普通の人は猫年と思っているが、そうではなく兎年だ」という答えが返ってきました。 また12支の始まりも「鳥」ではなく「鼠」であるとの事でこれらの意見は同席していたもう一人のタマン・ラマも同じでした。 このように一般のタマン人とタマン人ラマとでは違いがあるのですが、「チベット語が読めない、読める」ということ(チベット文化)の影響と考えてよいのでしょうか。 |
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