〜 'jam dbyangs dgun chos 〜
GC_horkhang [1-18]
'jam dbyangs dgun chos † 
- ジャンの冬季法会('Jang dgun chos)のことか。ジャンは、ネタン・ドルマ・ラカンの西にあり。チベット暦10月25日のガンデン・ガチョー(dGa' ldan lnga mchod)の後の1ヶ月半、セラ、デプン、ガンデン、タクポ・ガリ学堂、サンプ・ネゥトク(gSang phu ne'u thog)寺、チョカンから僧がここに集まり、合同で論理学の学習討論会をおこなう。ここは文殊により、論理学の研究で有名な土地になる、と予言された地であるという(この文殊に関わる由来と、ジャムヤンのジャムとジャンの音が似ていることから誤りが生じたのでは)。
参照:
- 白館戒雲「未訪問著名寺院−特にサンプ・ネゥトク寺、ラトェ寺、セギュ密教学院について−」『チベット仏教弘通のすがた』成田山新勝寺・成田山仏教研究所、1997年、p.145。
- 『チベットの僧院生活−ゲシェー・ラプテンの半生−』、平河出版社、1984年、pp.175-178。
- 井内真帆「ラサ留学記6 2004年1月22日」。
comment † 
- yungdrungさんご教示ありがとうございます。ジャンで冬に合同で学習討論会を行うなんてことがあったんですね。私はてっきりデプン寺内のこととしか考えていなかったので,野村さんのデプン寺サイトにある法会期間というところを参考にしてあれこれ考えた挙げ句,やはりよく分からず,というところで留まっていました。 -- chime
- 文殊菩薩に関わる由来で有名となると,ジャンの冬季法会のことを'jam dbyang dgun chosと呼ぶ習慣があってもおかしくなさそうですね。 -- chime
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