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〜 アムドの部屋 〜

CONTENTS

アムドの恋愛事情  

現在情報鋭意収集中 [heart]

還俗の3パターン~sdom pa srung baはどのように失われるか?  

恋愛事情に書くべきことなのかどうかわかりませんが、お坊さんが女性絡みで還俗する場合について書いてみようと思います。全て実例です。

ケース1:自ら捨てたsdom pa Tさんの場合  

Tさんは四川省の田舎のお寺にいた人です。25歳くらいのころに都会に出てきて、美しい漢族の女性たちにほれてしまい、自分から女性に声をかけ、sdom pa を捨てたのだそうです。 自分の意志で捨てたのだ、失ったのではない、と強調していました。

ケース2:奪われたsdom pa Lさんの場合  

旅先で泊まったホテルで寝ている時に、漢族の女性オーナーが鍵を開けて部屋に入り、Lさんのsdom pa を奪ってしまったのだそうです。 自分から捨てたのなら後悔しないが、人に奪われてしまっては後悔が残る、と悔しそうに語るLさん。どうやらこの話、本当のようです。

ケース3:あげてしまったsdom pa Gさんの場合  

タンカ絵師でもあるGさんは北京の研究所で働いていました。髪もそらず、特に僧侶の服装もしていなかったこともあり、1人のラサの女性がGさんを好きになりました。しかし、Gさんは僧侶の身。女性はそれを知り、ひどく悲しみました。その姿を見てGさんは悩みました。 ラサの女性は最後には、Gさんを還俗させてもよいか聞いたそうです。それで結局Gさんもsdom paをあげてしまいました。 そして、ラサの彼女はとても喜んだのだそうです。

アムドの学生事情  

アムドの大学生の日常生活をメモしようかと思っています。わたしがよくお世話になっている青海省共和鎮青海師範民族学院がメインです。

授業  

50分1コマ。1つの授業が2コマ続くことが多い。朝8時から午後4時半まで。授業のほかに毎晩7時から2時間、晩自習がある。とても大変そうです。 朝と午後の体操というのもあります。

食事  

学食が主。土曜日以外は朝、昼、夜3食全て学食があります。粉条が人気メニュー。しかし、学生の中にも学食で食べてお腹を壊したという人もいます。衛生面は問題ありそうです。実家からもってきたゴリ(アムドのパン)を食べていることもあります。終末には街で外食したりします。女の子は特に麻辣汤を好んで食べてます。 方便麺にザーサイはやっぱり定番です。

寮生活  

当たり前ですが、部屋は男女にわかれています。8人1室なので結構狭い。女の子は自分のベッドの壁にポスターを貼っている子が多いです。浜崎歩もみたことあります。韓国の芸能人も人気。 なぜかこの学校は、寮の中にトイレがなく、かなり離れたところまで行かなくてはなりません。もちろんシャワーなし。

恋愛  

残念ながらいまだに実態がつかめていません。聞くとみな「いない」と答えることになっているみたいです。しかし、カップル率は高く、あるクラスでは全員、恋人がいるって言ってました。休みの日に街に行ったり、晩自習をさぼって暗がりで会ったりしてます。

学内イベント  

9月には教師節とよばれる「先生の日」なるものがあり、学生が学芸会のようなものを開いていました。  そのほかにも、歌のうまい子が個人的にコンサートをしたり、クラス単位で催しものをしたりしてます。 学生の中に芸達者な人が多くて驚きです。 大学の人以外の参加もあります。以前、近くの小学校の男の子が歌いに来てました。かなり有名な子みたいです。

アムドのことわざなど  

アムドの人に教えてもらったアムドのことわざ。

レプコン人の意地  

レプコンのゲーサン・ニマさんに教わったことわざです。レプコンのことわざとのこと。

rta med na bong lu ma shon/

馬がなくてもロバには乗るな

rogs med na hos mo ma btsa'/

恋人がいなくても回族とはつきあうな

人の驕りについて  

これもゲーサン・ニマから。海南のことわざを集めた本にも出てました。

chu bo chung chung ur sgra che/

小さな川は音が大きい

yon tan chung chung nga rgyal che/

知識のない人は驕りが大きい

逃げる男女  

サンゲーブンさんより。人生経験の浅い私には、いまいち深い意味がわかりません。

pho ngan yul la bril/

悪い男は家に逃げ

mo ngan gnas la bril/

悪い女は嫁に逃げ

盲目の強さ  

ゲンドゥン・タンバさんより。特にアムドのものではありませんが。。。

srog chags grog ma mig med kyang/

蟻に目がなければ

mig ldan gzhan las lhag bar mgrogs/

目のある蟻よりずっと速い

自分を見る鏡  

これもゲンドゥン・タンバさんより。格言とのこと。

gzhan la lta ba'i mig yod kyang/

他人を見る目はあるが

nang la lta ba'i me long dgos/

自分を見るのには鏡が必要

ルールあってこその遊び  

ツルティムさんより。アムドのことわざ。家庭の中では言わないようと注意されました。 節度をもって遊びましょう、ということでしょうか。

rtsed mo thams cad rtsed mo yin/

遊びは全て遊びだが

rleg pa rdo rgyag rtsed mo min/

性器に石をぶつけるのは遊びではありません

お坊さんのつくった恋愛歌?  

ゲンドゥン・タンバさんより。

tshogs chen 'du khang nang na sdug med rung/

大僧堂の中では苦しいことはないけれど

ong sha na gi/

おしりが痛い

'jig rten 'khor ba nang na skyid med rung/

俗世には楽なことはないが

snang ba skyid gi/

感覚の喜びがある

ちゅん平さまのお言葉  

「名人名言録」より

ro dang mtshungs pa'i lus po 'di//

死体にも等しいこの肉体が

ga dus shi yang mi 'gyod de//

いつ死のうと後悔はないが

gser dang mtshungs po'i rnam dpyod dag/

黄金にも等しい学問の集積が

mnyam du shi na shin tu phangs//

死とともに失われるならば、非常に悔やまれるのである

結婚式のことわざ  

結婚の前にお嫁さんの家を訪問した際、仲人のような人が述べることわざgtam dpeです。特に、gnyen bshadとよばれるようです。いろいろな決まり文句をうまくつないでオリジナルをつくるようです。黄南のツェコのgu ruさんに教えてもらいました。gu ruさんは、公務員ですが、結婚式があればよばれるような、ちょっとした有名人(本人は明星といってました。)。 gnyen bshadはツェコで周囲の老人などから聞いて覚えたそうです。

ya nga gna' gtam bshad gi gna' myi ma red/

さあ、私は昔話を語るような昔の人間じゃないし、

da gtam bshad gi mkhas pa ma red/

最近の諺を語るような大学者でもない。

phyi ma mkhyen gi sangs rgyas ma red kra/

三途の川を知っている仏でもないけれど、

da ngas chos gi 'go ma skyabs 'gro/

読経の最初に行う帰依

zas gi 'go ma mchod ka/

食べる前にするチョカ(薬指をお酒などにつけて3回水をとばす行為)

gtam gi 'go ma ku re bzas no dpe bzhin du/

諺の前には冗談を語る例にならって

'jig rten bshad na 'byung khung/

世の中を語るには、その理由、

chos nyid bshad na de nyid/

法性を語るには、自性を

bshad dgo ni red kra/

語らなくてはいけないんだけど

da de ring skabs 'di nas/

今日この時に、

ngas sa nag 'dom ma mja' yas/

私は森を手で測りながら(はるばる)

sprin dkar thod gi bzung ngas khye ki/

白い雲を額に受けながら、

gser gi ya thod thod pas bya kyag kas/

金の上戸枠を額でくぐり

dngul gi ma thod rdog gas mnan nas/

銀の下戸枠を

zangs gi sgo chen lag gas phyis nas/

sgo khas bud las go kha yong don gzo cig bshad na/

khye ki bu mo gyu mtsho'di bzo/

mo lo lnga gsum bcu lnga bud las/

drag gsum bcu brgyad ltag gas bzhag gas bo tshad long yod gi/

アムドの詩  

「虫の涙」  

ジャイ・ジャプー先生の詩の試訳です。共産党批判の詩。 ジャイ・ジャプー先生は現代のアムドの大学者として有名な人。文学の世界のみならず、歴史、言語など幅広い分野に造詣の深い方です。日本に1年の留学経験あり。日本語の達者な方です。2004年まではチャプチャにある師範大学の先生をなさってました。西寧在住。

srin 'bu'i mig chu/

虫の涙

~~~~~~~~~~~~~

gna' dus/

昔、

mi yul tshe srog gis kheng yod par ngas/

人の世界は生命にあふれていた

'dab chags kyi glu sgra dang/

鳥の喝采と

rtsi shing gi gar stabs/

植物のゆらめく姿

da dung nam mkha' na yal med kyang/

空もまだ穢されていなかったのに、

nga mi yul du slebs dus/

私が人の世界に来たとき

nga'i 'jig rten na/

私の世界には

grang reg gis gzir b'i/

冷風に吹きさらされている

sdong rgan zhig ma gtogs med/

老木しかなかった

'thar 'thor du lus p'i shing lo las/

散ってしまった木々のざわめきから

ngas mes po'i gtam rgyud la nyan/

私は祖父の故事を聞いた。

lo ma'i zil dngar la lce ldag dang/

葉についた露を舌でなめ、

lo ma'i 'jam sha la mchin pa glan nas/

柔らかい葉を身にまとい、

nga mtshar long byung/

私は育った。

da nangs yang/

今朝もまた

dug tu ldang ba'i rlung dmar gyis/

激しく吹き荒れる紅風が

nga'i byang chub shing gi lo ma zhig/

私の菩提樹の葉を

nam mkha' la khyer

空へとさらった。

mi mngon pa'i dbyings la khyer

眼に見えない空間へと奪い去っていった。

snying la mi bzod pa'i na zug langs nas/

耐え難い痛みが走り、

nga sdong rtse nas sa la lhung/

私は木の頂から地面に落ちた。

'bu zhig gi mig chus/

一匹の虫の涙が

ljon shing gi rtsa ba brlan/

紅樹の根を濡らした。

アムドの歌  

山と人の源の歌~源はひとつ  

guruさんより。アムドの歌なのか、チベットの歌なのかは不明。

stod gi ri ra smad gi ri/

上の山と下の山

ri ri mying bos na ri gnyis red/

山の名前を呼んでみれば2つの山だけど、

ri ri rgyud ded na ri gcig red/

山の源をたどれば1つの山

stod gi chu ra smad gi chu/

上の方を流れる河と下を流れる河

chu chu mying bos na chu gnyis red/

河の名を呼べば2つの河だけど

chu chu rgyud ded na chu gcig red/

河の源をたどれば1つの河

stod ki myi ra smad gi myi/

昔の人と今の人

myi myi mying bos na myi gnyis red/

人の名を呼べば2人の人だけど

myi myi rgyud ded na myi gcig red/

人の源をたどれば1人の人


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