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『世界知識行 黄金の平原』 第八章 11  

  • pp.267-269
  • 担当:星

※※※

さらにあなた方の主観ではとても同意しかねるだろうが,知性をもって考えればまったくもって賛成できる話をしよう。実は,tsa tsha dza等を加えただけでなく,追加したという記号もトゥミは付けているのである。

どのような記号が見えるのかと言えば,何も新しいものが見られるわけではなく,「tsaの手」とか「tsaのしるし」として知られるものが,新しく増やした文字に記号として付加されたのである。

あなたが手をたたいてどれほど笑い転げたくなっても、もう一度次のことを考えてみよう。時期や字形いずれを鑑みても,チベット文字の字母には,間違いなくグプタ文字におけるca cha等がわれらの[ca cha等の]字形と極めて一致するので,その字形をそのままにし,それ[ら]と音の似ているtsa tsha等を加えるにあたり,見間違えのないよう,その形に小さな印をそれぞれつけたのが「tsaのしるし」とか「tsaの手」と言われるものである。あらゆる古文書において,'aの字にも【illust.】このような印[が書かれており,また],エ地方の人々*1は今でもまだそのように書いている。同様にzhaの字にも【illust.】このようなものが見られる。zaだけには見られないが,この字にも昔は確実に[記号が]あっただろうと考えると,新規に追加されたすべての文字の上に印がついたことになる。

それだけでなく,一部の古文書には【illust.】のように記号をまるで植えたかのように[書かれたものが]見られる。[自分の]目で確かめずに妄説呼ばわりしないように。

※※※

さて,前よりもっとあなたの納得しないようなことをまた明らかにしてみよう。

こういうわけで,tsaから'aまでの一続きの七文字はトゥミが新たに追加したものであり,それ以外の子音字の前の部分と後の部分はインドの文字そのものである。配置も,不要な文字を取り去った後にサンスクリットの子音の配列その通りである。

したがって,kaからmaまではインドの文字を一続きに並べ,それから新しく追加した文字を一続きに並べ,それからインドの子音字の残りを一続きに並べた。それからkaの段には四文字一組でそろっているが,haの字には相手がないことから,aの字を先頭に置かずに最後に置いたのである。

こうした考えは,[証明されるまでは]しばらくの間は私の夢である。

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*1 e pa yon bdagなどが有名。写字生を輩出?

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